日本ヨット発祥の地とされ、葉山のランドマークとして地域に親しまれてきた葉山マリーナが来年開業60周年を迎える。正月には地元への感謝として、抽選会や無料クルージングの企画を予定している。

同マリーナは1964年、東京五輪セーリング競技のサブマリーナとして開業し、競技選手や関係者の宿泊先として利用された。大会後はホテルのほか、大型野外プールやボウリング場も併設され、複合型リゾート施設として多くの来場者を集めた。また、国際ヨットマッチレースの会場にもなるなど、ヨット愛好家の憧れのマリーナとしてブランドを築いてきた。

83年にはプール、ボウリング場を廃止し、ボート・ヨットの保管場所であるヨットヤードを拡充。スロープを掘り下げ、クレーンを設置し、大型艇が中心となっていった。

2013年に商業施設のマリーナプラザを拡張し、「葉山マリーナ」のバス停が新設されるなど、現在の形となった。

壽浅実社長は「葉山マリーナは海浜リゾートの先駆けとして開業し、来年60周年をむかえます。これからも素晴らしい景色とともに上質なサービスをお届けいたします」と意気込みを語った。同マリーナは地域還元として正月イベントを開催。1月1日(月)から3日(水)、満60歳の人は、期間中にマリーナ内店舗で1円以上買い物したレシートと引き換えに「江ノ島・裕次郎灯台周遊クルージング」を無料で乗船することができる。1日3便、1便定員40人。年齢確認できるものが必要。また、プラザ店舗での利用額1万円ごとに、葉山うみのホテル宿泊券、マリーナ内レストラン食事券などが当たる抽選会も行う。

予約・問い合わせは(株)葉山マリーナー【電話】046・875・0002